認知症の徘徊対策グッズおすすめ10選|家族が安心できる見守り・防止アイテム
認知症の方が自宅や外出先で徘徊してしまう状況は、ご家族にとって大きな不安と心配の種となります。いつどこへ行ってしまうかわからない、万が一道に迷ったら命に関わるかもしれない、そんな恐れを抱えながら日々の介護を続けている方も少なくありません。
そんな方は適切な対策グッズを活用することで、徘徊のリスクを大幅に減らし、ご本人の安全と家族の安心を両立することが可能になります。GPS機能付きのキーホルダーやセンサー付きのドアストッパー、見守りカメラなど、技術の進歩により多様な選択肢が登場しています。この記事では、認知症の徘徊対策に有効なグッズを厳選して10種類ご紹介し、それぞれの特徴や選び方、活用方法を詳しく解説します。
認知症の徘徊対策でまず行うべきこと
認知症の徘徊対策を始める際には、グッズの導入だけでなく、まず本人の状況を正しく理解し、家族や医療・介護チームで情報を共有することが重要です。徘徊の背景にはさまざまな理由があり、それを把握せずに一方的な制限を加えると、かえって本人の不安や混乱を招くことがあります。
ここでは、認知症の徘徊対策を効果的に進めるために、まず取り組むべき4つの重要なステップについて解説します。これらの準備をしっかりと行うことで、その後のグッズ選びや対応がスムーズになり、より実効性のある対策を講じることができます。
徘徊の原因の把握
徘徊対策の第一歩は、本人の認知機能や行動パターンを観察し、どのような状況で外出しやすいかを把握することです。徘徊には必ず理由があり、たとえば「昔の仕事に行かなければ」という使命感、「家族を探している」という不安、あるいは単に「外を歩きたい」という欲求などが背景にある場合が多いといわれています。
徘徊の原因を見極めることで、本人の気持ちに寄り添いながら適切な対策を選ぶことができ、制限ではなく支援としての対策が可能になります。日々のケアの中で、どの時間帯に落ち着きがなくなるか、何をきっかけに外出しようとするかを記録しておくと、パターンが見えてきます。
家族内での対応ルールの決定
徘徊対策は一人で抱え込まず、家族全員で情報を共有し、役割分担を明確にすることが重要です。誰がどのタイミングで見守るか、外出に気づいたときに誰に連絡するか、緊急時の対応手順はどうするかなど、具体的なルールを決めておきます。
家族間でルールを統一しておくことで、混乱や対応の遅れを防ぎ、迅速かつ的確な対応が可能になります。また、家族の誰かが不在のときにも対応できるように、近隣の方や地域包括支援センターにも協力をお願いしておくと、より安心です。
対応ルールには、本人を責めたり強く制止したりしないこと、穏やかに声をかけて一緒に行動することなど、接し方の基本も含めておくとよいでしょう。家族が一貫した対応をとることで、本人も安心感を持ちやすくなります。
医療機関やケアチームとの連携
徘徊対策を進める上で、医療機関や介護サービス事業者、ケアマネージャーとの連携は欠かせません。主治医には徘徊の状況や頻度を伝え、薬の調整や認知症の進行度合いについて相談することが大切です。場合によっては薬の見直しで落ち着きが戻ることもあります。
ケアチームと情報を共有し、専門家の視点を取り入れることで、家族だけでは気づかなかった対策や工夫が見つかることがあります。デイサービスやショートステイなどの介護サービスを利用している場合は、施設での様子や徘徊の兆候についても報告してもらいましょう。
また、地域の認知症カフェや家族会に参加することで、同じ悩みを持つ家族と情報交換ができ、実践的なアドバイスを得られることもあります。専門職や地域のネットワークを活用することで、家族の負担も軽減されます。
緊急時の対応フローの作成
万が一本人が行方不明になった場合に備えて、事前に対応フローを作成しておくことが重要です。まず、どこを優先的に探すか、誰に連絡するか、警察への通報はどのタイミングで行うかなど、手順を明確にしておきます。
緊急時の対応フローを家族全員で共有し、冷静に行動できるよう準備しておくことで、早期発見と安全確保につながります。本人の最近の写真や服装の記録、よく行く場所のリスト、身体的特徴のメモなどを準備し、すぐに提供できるようにしておきましょう。
また、地域の見守りネットワークや警察の行方不明者捜索システムへの事前登録も有効です。自治体によっては、認知症の方の情報を事前登録しておくことで、発見時に迅速に家族へ連絡してくれる仕組みがあります。こうした地域資源も積極的に活用していきましょう。
自宅で役立つ徘徊対策グッズ
自宅での徘徊対策は、本人が安全に過ごせる環境を整えることと、家族が早期に異変に気づけるようにすることの両立が求められます。過度な制限は本人のストレスになりますが、何の対策もないまま放置すると重大な事故につながるリスクがあります。ここでは、自宅環境で活用できる徘徊対策グッズについて、具体的な種類と使い方を紹介します。
ドアロックによる徘徊対策
玄関やベランダなどの出入口は、徘徊対策の最重要ポイントです。本人が気づかないうちに外へ出てしまうことを防ぐため、ドアロックやドアストッパーを活用します。ただし、完全に閉じ込めてしまうのは防災上も問題があるため、家族が気づける工夫を併用することが大切です。
ドアロックは本人が開けにくい位置に設置し、外部からは家族が簡単に開けられる仕組みを選ぶことで、安全性と利便性を両立できます。たとえば、ドアの上部に補助錠を追加したり、暗証番号式のロックを設置したりする方法があります。本人が暗証番号を覚えていない場合には有効ですが、家族が忘れないよう管理にも注意が必要です。
また、ドアセンサーと組み合わせることで、ドアが開いた瞬間に家族に通知が届くようにすることもできます。これにより、制限だけでなく見守りの側面も強化されます。
センサー類の設置
センサー類は、本人の動きを自動的に検知して家族に知らせる機能を持つため、24時間の見守りが難しい状況でも安心です。主な種類として、ドアセンサー、マット型センサー、人感センサーなどがあり、それぞれ設置場所や検知方法が異なります。
マット型センサーはベッドや玄関前に敷くことで、本人が通過した際に音や通知で知らせてくれるため、夜間の徘徊対策に特に有効です。介護施設でも広く使われており、離床センサーとして転倒リスクの高い方の見守りにも活用されています。
人感センサーは廊下や階段に設置することで、本人の移動を感知し、スマートフォンに通知を送ることができます。音だけでなく光で知らせるタイプもあり、家族が別の階にいても気づきやすくなります。複数のセンサーを組み合わせることで、より広範囲をカバーできます。
見守りカメラの活用
見守りカメラは、離れた場所からでもリアルタイムで本人の様子を確認できるため、徘徊対策だけでなく日常の安全確認にも役立ちます。最近ではスマートフォンで映像を確認できるネットワークカメラが主流で、外出先からでも自宅の様子をチェックできます。
見守りカメラには動体検知機能が付いているものが多く、本人が動いたときだけ録画や通知をするため、長時間見続ける必要がなく家族の負担を軽減できます。玄関やリビング、寝室の入り口など、主要な動線に設置することで、徘徊の兆候を早期に発見できます。
ただし、プライバシーへの配慮も必要です。本人が嫌がる場合には、カメラの存在を説明し、「安全のため」という理由を丁寧に伝えることが大切です。また、浴室やトイレなどプライベートな空間への設置は避け、必要な場所に限定することが望ましいでしょう。
設置場所の工夫と見落としやすい箇所
徘徊対策グッズを導入する際には、設置場所の選定が効果を大きく左右します。玄関ばかりに注意が向きがちですが、勝手口や窓、ベランダなど、意外な場所から外へ出てしまうケースもあります。家の構造を見直し、すべての出入口を確認することが重要です。
見落としやすい箇所としては、庭に面した掃き出し窓や二階のベランダ、物置への通路などがあり、これらにもセンサーやロックを設置することで抜け道を防げます。また、夜間に照明が暗い場所では、人感センサー付きライトを設置することで、本人の移動に気づきやすくなります。
設置後は定期的に動作確認を行い、電池切れや故障がないかチェックしましょう。センサーが鳴らなかったために対応が遅れる、という事態を防ぐためにも、メンテナンスは欠かせません。
外出時に使える徘徊対策グッズ
自宅内の対策だけでなく、外出時の見守り体制も重要です。認知症の方が一人で外出してしまった場合、道に迷ったり事故に遭ったりするリスクが高まります。しかし、完全に外出を制限することは本人の生活の質を下げてしまうため、見守りとのバランスが求められます。ここでは、外出時に活用できる徘徊対策グッズと、家族や地域との連携による見守り方法について詳しく解説します。
GPS端末の選び方
GPS端末は、認知症の方の現在地をリアルタイムで把握できるため、外出時の見守りに非常に有効です。キーホルダー型、靴に埋め込めるタイプ、腕時計型など、さまざまな形状があり、本人の生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
GPS端末を選ぶ際には、バッテリーの持続時間、防水性能、通知機能の有無を確認し、本人が気にせず持ち歩けるデザインを優先することが大切です。たとえば、靴に埋め込むタイプは本人が外すことがなく、確実に位置情報を取得できるため人気があります。ただし、充電や電池交換の頻度も考慮し、管理しやすいものを選びましょう。
また、GPS端末には月額料金がかかるものと買い切り型のものがあります。サービス内容や通信範囲を比較し、家族にとって使いやすいシステムを選ぶことが重要です。複数の家族で位置情報を共有できる機能があると、より安心です。
スマホアプリでの位置共有
スマートフォンを使った位置共有アプリも、徘徊対策に活用できます。本人がスマートフォンを持っている場合、家族のスマホと連携させることで、お互いの位置をリアルタイムで確認できます。
位置共有アプリでは、特定のエリアから出たときに通知が届く「ジオフェンス機能」を設定することで、自宅周辺から離れた際にすぐに気づくことができます。この機能を使えば、本人が安全な範囲内にいる間は見守りの負担を減らし、異常があったときだけ対応することが可能です。
ただし、本人がスマートフォンを持ち歩かなかったり、電源を切ってしまったりする場合には効果が限定されます。そのため、GPS端末との併用や、スマホを常に持ち歩く習慣づけが必要です。
近隣や施設との連携と緊急連絡の手順
外出時の見守りは、家族だけでは限界があります。近隣住民や地域の商店、交番などと日頃から連携しておくことで、本人が一人で外出していた際に声をかけてもらえる体制を作ることができます。
地域包括支援センターや自治体の見守りネットワークに登録しておくことで、本人の特徴や連絡先が共有され、発見時の対応がスムーズになります。また、定期的に利用するスーパーやコンビニの店員さんに事情を説明し、協力をお願いしておくことも有効です。
緊急連絡の手順も、家族内だけでなく地域とも共有しておくことが大切です。連絡先リストや本人の写真を近隣の協力者に渡しておくと、いざというときに迅速に動けます。
身元確認と発見を助ける徘徊対策グッズ
徘徊対策では、本人が行方不明にならないようにすることが第一ですが、万が一迷子になった場合に備えて、身元確認ができる仕組みを整えておくことも同じくらい重要です。認知症の方は自分の名前や住所を正確に伝えられないことが多いため、身につけるものや服装に情報を持たせることで、早期発見と安全な帰宅につながります。
ここでは、身元確認を助けるグッズの種類と、それぞれの活用方法について詳しく解説します。ネームタグやICタグ、QRコードなど、技術を活用した便利なアイテムが増えており、状況に応じて選択できます。
ネームタグやIDブレスレットの利用
ネームタグやIDブレスレットは、身元確認の基本的なグッズです。氏名、住所、緊急連絡先などを記載しておくことで、保護者や警察がすぐに家族へ連絡できます。最近では、シリコン製や金属製のブレスレット、キーホルダー型など、デザインも豊富になっています。
ネームタグは本人が外しにくく、かつ目立たないデザインを選ぶことで、日常生活に馴染みやすく長期間の使用が可能になります。たとえば、腕時計型のIDブレスレットは、本人がアクセサリー感覚で身につけやすく、外出時に自然に持ち歩けます。
また、衣服に縫い付けるタイプのネームタグもあります。これは洗濯しても剥がれにくく、常に身につけているため紛失のリスクが低い点が利点です。複数のアイテムを併用することで、より確実な身元確認が可能になります。
QRコードやICタグで情報を伝える方法
最近では、QRコードやICタグを活用した身元確認システムも普及しています。これらは、スマートフォンで読み取ることで、本人の情報や緊急連絡先にアクセスできる仕組みです。個人情報を直接表示せず、保護者だけが情報を確認できるため、プライバシーの保護にも配慮されています。
QRコードやICタグは、靴や服、バッグなどに取り付けることができ、発見者が簡単に情報にアクセスできるため、迅速な対応が期待できます。専用のサービスに登録することで、本人の写真や医療情報、かかりつけ医の連絡先なども共有できるものもあります。
ただし、QRコードは汚れや傷で読み取れなくなることがあるため、定期的に状態を確認し、必要に応じて貼り替えることが大切です。また、ICタグは電池切れに注意が必要なものもあります。
身元表示付きの服やアクセサリーの活用
身元情報を服やアクセサリーに組み込むことで、本人が意識せずに身元確認ができるようにする方法もあります。たとえば、帽子の内側やジャケットの裏地に連絡先を刺繍する、ペンダントに情報を刻印するなどの工夫があります。
身元表示付きの服やアクセサリーは、本人が外すことができないため確実性が高く、日常生活にも自然に馴染むため抵抗感が少ないのが特徴です。特に、アクセサリー感覚で身につけられるペンダントやブローチは、おしゃれを楽しみながら安全対策ができるため、本人の尊厳を守る上でも有効です。
また、靴の中敷きに連絡先を書いておく方法も実用的です。靴は外出時に必ず履くものであり、本人が意図的に外すことはほとんどありません。防水性のあるマーカーで書くか、専用のシールを使うことで長持ちします。
徘徊対策グッズを選ぶときのポイントと注意点
徘徊対策グッズは種類が豊富で、それぞれに特徴や適した使用場面があります。しかし、どれだけ高性能なグッズでも、本人が嫌がって身につけなかったり、家族が使いこなせなかったりすれば、効果は期待できません。選ぶ際には、機能だけでなく、本人の気持ちや家族の負担、法的・倫理的な配慮も含めて総合的に判断することが大切です。ここでは、徘徊対策グッズを選ぶときに押さえておきたいポイントと、注意すべき点について解説します。
本人が気にならないデザインを優先する
徘徊対策グッズを導入する際に最も重要なのは、本人が抵抗なく使い続けられるかどうかです。いくら高機能なGPS端末でも、本人が「監視されている」と感じて外してしまえば意味がありません。デザインや装着感、重さなど、本人の視点で選ぶことが大切です。
本人が気にならないデザインを優先することで、日常生活に自然に溶け込み、長期間にわたって効果的に使用できるようになります。たとえば、アクセサリー感覚で身につけられるブレスレット型やペンダント型、靴に埋め込めるタイプなど、目立たず違和感のないものを選びましょう。
また、本人の好みや生活習慣に合わせることも重要です。普段から腕時計をしている方なら時計型、帽子が好きな方なら帽子に取り付けるタイプなど、本人が自然に受け入れやすい形を選ぶと成功しやすくなります。
使いやすさと定期点検の重要性
徘徊対策グッズは、家族が日常的に管理し、いざというときに確実に機能することが求められます。そのため、操作が複雑すぎるものや、メンテナンスに手間がかかりすぎるものは、結局使われなくなってしまうことがあります。
使いやすさを重視し、定期的な点検とメンテナンスを習慣化することで、グッズの効果を最大限に引き出し、トラブルを未然に防ぐことができます。GPS端末であればバッテリー残量の確認、センサー類であれば動作確認、ネームタグであれば情報の更新など、定期的にチェックする仕組みを作りましょう。
また、家族全員が使い方を理解しておくことも大切です。一人だけが管理していると、その人が不在のときに対応できなくなります。取扱説明書や連絡先リストを共有し、誰でも操作できる状態にしておきましょう。
通知方法と家族の負担を減らす工夫
徘徊対策グッズの中には、センサーやGPSが反応するたびに通知が届くものがあります。しかし、通知が多すぎると家族が疲弊し、本当に重要な通知を見逃してしまうリスクもあります。通知の頻度や方法を調整し、家族の負担を減らす工夫が必要です。
通知方法を工夫し、必要な情報だけを受け取る設定にすることで、家族の心理的負担を軽減しながら、確実に異変に気づける体制を作ることができます。たとえば、夜間だけ通知を有効にする、特定のエリアを出たときだけ通知するなど、状況に応じたカスタマイズが可能なグッズを選びましょう。
また、複数の家族で通知を共有できるシステムにすることで、一人に負担が集中するのを防げます。交代で見守りを担当する、昼間と夜間で担当を分けるなど、役割分担を明確にすることも大切です。
情報更新と個人情報管理の注意点
身元確認グッズに記載する情報は、常に最新の状態に保つことが重要です。引っ越しや電話番号の変更があった場合には、すぐに更新しましょう。古い情報のままでは、せっかく保護されても連絡がつかず、対応が遅れる可能性があります。
個人情報の取り扱いには十分な配慮が必要で、必要最小限の情報のみを記載し、第三者に悪用されないよう工夫することが大切です。たとえば、フルネームではなく名字と携帯番号のみにする、住所は町名までにするなど、プライバシーを守りながら連絡手段を確保する方法があります。
また、QRコードやICタグを使う場合には、情報にアクセスできる人を限定する設定を行うことで、セキュリティを高めることができます。サービス提供会社のプライバシーポリシーもよく確認し、信頼できるものを選びましょう。

まとめ
認知症の徘徊対策は、本人の安全を守りながら、ご家族の不安を軽減するために非常に重要な取り組みです。適切な対策グッズを活用することで、徘徊のリスクを減らし、万が一の事態にも迅速に対応できる体制を整えることができます。
まず、徘徊の原因を把握し、家族で対応ルールを共有し、医療・介護チームと連携することが対策の基盤となります。その上で、自宅ではドアロックやセンサー、見守りカメラなどを活用し、外出時にはGPS端末や位置共有アプリ、身元確認グッズを組み合わせることで、多層的な見守り体制を構築できます。
グッズを選ぶ際には、本人が気にならないデザインを優先し、使いやすさや定期点検のしやすさも考慮することが大切です。また、家族の負担を減らす通知設定や、プライバシーへの配慮も忘れずに行いましょう。
認知症の方が安心して暮らせる環境を整えることは、ご本人の尊厳を守り、ご家族が笑顔で過ごせる日々につながります。一人で抱え込まず、専門職や地域の力も借りながら、最適な対策を見つけていってください。この記事が、皆さまの介護生活に少しでも役立つことを願っています。
