働き方・副業

2024.10.10

「週休3日制」について社員の声を聞いてみた

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「今は週1日休みを多く取る意味があまりない」とか「休みが多くなると仕事の進み具合が若干滞ってしまう部分もある」「あまりピンとこない」などと言う声が多かったのですが、ここで週休3日制導入の背景を少し語ってみたいと思います。

20%多く休むことによって得られる効果は絶大

働く時間を20%減らした結果、生産性も向上し、幸福度も高まり、その結果、顧客満足度も上がり、さらにこれまでと同じもしくは高い成果を得られるとしたらどうだろう。例えば週5日働く場合と週4日働く場合、1日8時間働く場合と1日6時間働く場合で働く人の働く日数や時間は減るんですが、その結果生産性が向上し、人の幸福度も上がって会社の業績も変わらない、むしろ上がるという研究結果があるようです。

チョット考えてしまいますよね。

介護の世界では100%当てはまらないような気がしますので、かなりアレンジが必要になりますが、この事実から、給料を上げることも必要なんだけど、働く時間を減らしていくことも、それと同等、いやもっと必要なことかもしれないと気づかされます。

仕事大好き人間

この世には仕事が大好きでずっと働いていたい人も一定数いるようです。また体張って給与を多く稼ぎたいという人もいます。そういう人にはなかなかすぐに欧米のような考え方やゆとりある働き方と言うのがなじまない人もいるかと思います。
それに、働くことって社会とのつながりなんですよね。お金のために働いているんだけど、そうでない部分も無視できない。そういう人にとっては働く時間数を減らすことが最良の方法とは思えない。

働き者の日本人だったから日本は経済大国になったわけですし。
たくさん働くことが悪みたいな風潮は行き過ぎていないかなって思ったりもします。

やはりそれぞれのベストな働き方を見つけていくことだと思います。
企業側も多様な働き方を提案できるような体制作りが今後ますますの課題となっていくと思います。

一つの会社にどっぷりは… 危険⚠

働く側にとってはまだあまりピンと来ていないかもしれませんが、企業側は労務関連・社会保険関連の制度改正に徐々に苦しめられています。また、コロナ禍での戦いの末、上手に転身できた企業もありますが、それができなかった企業もあり、耐えられず他の会社に買われるかそのまま廃業か、そんな企業が増え続けています。
特にこの10月からスタートした社会保険適用拡大。これはまあまあきっついですね。まだ適用されていない企業もありますが、そのうち少しでも働いたら全員社会保険加入してね、ってなっていくと思います。

そうなると会社は社会保険料を負担する範囲が増えるし、従業員側ももっと働きたいのに働けないという人も増えていきます。まだ体は元気なのに、なんか働けなくなってきている、そんな人が増加していきます。

時代の流れが企業から奪っているもの、雇う体力。

これまでは一つの会社に長く勤めるのが良しとされた時代でしたが、今や、リスクにさえなっています。少し会社と距離を置いて「どこどこに勤めている○○」ではなく、別の角度から自分自身を分析して、守られた枠から身を出して自分の市場価値を知り、高めることが重要。
でもこれいきなりはできないので、少しずつ段階踏んで取り組んでいくといいですね。

今からすこーしずつ余裕ができた時間で「第二のワーク」を考えていくことに時間を投下することが今後大変重要な気がします。
というかおススメです!

一人一人の強み(ユニークアビリティ)を活用した副業支援

介護現場で活躍しながらも、その人が得意とすることや強み、専門性(ユニークアビリティと言いますが)、それを伸ばす活動もしていきたいというのが、週休3日制度導入の背景にあります。介護を通してもっとたくさんの個性ある人たちと出会って、いろんな活動を通して、会社と従業員がWin-Winの関係になれるようにと副業支援も考慮に入れたプロジェクトが立ち上がっています。
今後、その活動報告も行っていく予定です。

これからますます働き方が多様化し、今では考えられないような働き方が出てくるかもしれません。
自分にとってベストな働き方を模索・獲得していくことが社会で長く活躍するために必須条件となるならば、仕事との向き合い方、お金の稼ぎ方、ワークライフバランス… 今少し時間をかけてじっくり考えてもいいのではないでしょうか。

弊社は、従業員それぞれに事情(年齢、心身の調子、子育て、家族の介護等)を持っている中、無理なく医療介護と丁寧に長く向き合える就業環境を育てていくことに挑戦しています。