介護ニュースまとめ 3月

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介護ニュースまとめ

2026年3月号|介護業界の最新動向をわかりやすくお届け

4月の新年度に向けて、介護業界がにわかに動き出しています!今月は「処遇改善の大幅強化」「介護報酬の臨時改定」「2027年制度改正の方向性」など、現場や経営に直結するホットなニュースが続々と入ってきました。今回のまとめ記事でしっかりチェックしておきましょう。

① 介護職員の給料がさらにアップ!処遇改善加算が拡充へ

2026年度の介護報酬改定(臨時改定)で、いよいよ介護職員の賃上げが本格化します。今回の改定のポイントをまとめると、こんな感じです。

【対象】 介護従事者全体(介護職以外も含む)
【賃上げ額(基本)】 月額1万円相当
【介護職への上乗せ】 生産性向上・協働化に取り組む事業者は+月額7,000円
【定期昇給込みの最大額】 介護職員は最大で月額1万9,000円のアップが可能
【施行時期】 2026年6月~

厚生労働省は「安定的な処遇改善のために、基本給でのアップが望ましい」との考えを示しています。手当や賞与だけでなく、基本給を上げることでより安定した待遇が実現できますね。
計画書の提出期限は、施設系サービスが4月1日、居宅系サービスが前月15日まで。早めに準備を進めましょう!

② 介護報酬が+2.03%に!臨時改定の全体像

本来、介護報酬改定は3年に1度ですが、今回は約1年前倒しの「臨時改定」が決定しました。全体の改定率は +2.03% となっています。

改定の主な内容と施行スケジュールはこちら:
● 処遇改善加算の拡充・新設 → 2026年6月施行
● 食費の基準費用額を1日100円引き上げ → 2026年8月施行
● 福祉用具・住宅改修の給付対象範囲を拡大(検討中)

食費の値上げは、利用者・家族にとって気になるところ。施設では利用者への丁寧な説明が求められます。

③ 2027年の制度改正に向けて議論が本格スタート!

次の大きな制度改正は2027年度。厚生労働省の老健局長が「地域3類型・サービス新類型の創設」など、制度見直しの全体像を示しました。

注目のキーワードはこちら:
● 地域3類型:地域の実情に合わせた柔軟なサービス提供体制を整備
● サービス新類型の創設:既存の枠にとらわれない新しいサービスの仕組み
● 2040年を見据えた「地域共生社会」の実現

高齢化がピークを迎える2040年に向けて、今から着実に準備が進んでいます。現場としても、動向を注視していく必要がありそうです。

④ 外国人介護士が急増!国家試験合格者の2割超に

2026年の介護福祉士国家試験で、外国人受験者が全体の2割を超え、特定技能が倍増。ついに外国人受験者が初めて1万人を突破しました!

深刻な人手不足が続く介護現場において、外国人人材の活躍はますます重要になってきています。受け入れ側の体制整備や多文化共生の取り組みも、今後さらに注目されるでしょう。

⑤ 介護現場のAI活用が加速中

介護業界でもAIの波が押し寄せています。センサーによる見守り、記録の自動化、シフト管理の効率化など、現場の負担を減らすさまざまなテクノロジーが広がっています。

一方で、「AIに何でも任せればいい」というわけにはいきません。導入後のガバナンス(管理・運用)体制の整備が経営課題としても浮上しています。AI活用は「攻め」と「守り」の両面で戦略的に取り組む時代になってきました。

今月のまとめ

今月の介護ニュースを振り返ると、大きく3つのテーマが浮かびあがります。

● 【待遇改善】介護職の給与アップが本格化。職場の魅力向上に向けた取り組みが加速
● 【制度改革】2027年改正に向けた議論がスタート。地域に応じた柔軟な体制へのシフト
● 【人材・テクノロジー】外国人人材の増加とAI活用が進む一方、受け入れ・管理体制の整備が急務

来月も介護業界の最新情報をお届けします。引き続きよろしくお願いします!