【サ高住新聞 #1】こんなこともできるの? サービス付き高齢者向け住宅の使い方、暮らし方ヒント
こんなこともできるの?
サービス付き高齢者向け住宅の使い方、暮らし方ヒント
認知症、精神疾患にお悩みではありませんか?
自立の方から、要支援、要介護の方どなたでも入居できます。
ケース1:自宅とサ高住を行き来しながら暮らしています
私は10年ほど前にうつ病になり、近所の人に助けられながらなんとか、一人暮らしを続けてきました。
遠くで暮らす息子がたまに訪ねてきてくれていましたが、薬をしっかりと飲めていなかったからか荒れた状態の私を見てすぐにこちらのサ高住に連絡してあっという間に入居になりました。
私自身は当初のことはあまり覚えていないのですが、自宅に帰りたい一心だったようです。しかし、こちらで規則正しい生活と薬もきちんと飲めていたからか、しばらくすると精神が落ち着き生活に問題がなくなりました。
ある日、スタッフさんと息子と話し合い、自宅に帰りたい私と心配な息子の意見の間をとって1週間を自宅とサ高住の半分半分で暮らす提案をしてくださいました。こんな暮らし方もあるのだと驚いたのと、自宅でも過ごせることに感謝の気持ちでいっぱいです。
今は、自宅で過ごしている時はたまに薬を飲み忘れてしまうこともありますが、感情の浮き沈みはあまりなく、近所の方とも交流が続けられています。いつか完全に自宅に戻りたい気持ちもありますが、いつでも相談できる”安心感”もあるので今の生活も悪くないなと思っています。
ケース2:家族がお手上げ…!? 医師・看護師との連携、そして入居者様同士の絆が実を結ぶ
認知症なのか精神疾患の症状なのか区別がつかないけれど徐々に手に負えなくなってきて…と、ご家族様より相談を受け入居になったA様。
入居当初は環境が変わったこともあったのか、思っていた以上に大暴れ。窓から物をなげるわ、嚙みつくわの大騒ぎ。しかし、医師、看護師と連携し薬の調節をしながら付き添い、寄り添い、少しずつ少しずつ穏やかになっていきました。
他の入居者様のおかげでもあります。同年代の方がお話しされると聞き入れてくださることも多く、手をさすりながら優しく話しかけてくれていました。調子のよい時は皆様の輪に入り交流することで信頼と絆が芽生え、今ではあの頃がうそのように落ち着いて生活しています。一人ではない、みんな支え合って生きているんだな、と思えた瞬間でした。
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