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2025.03.20

【防災tips #2】ペーパー歯磨き

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ハニック・ホワイトラボさんが販売している水が不要で拭くだけで口内を清潔にするウェットシート状の「ペーパー歯みがき」。
ギフトセットが発売されると話題になっているようですが、この商品自体が結構好評で新発売以来、20年以上にわたり多くの人が愛用しているようです。
防災意識が高まる中で、防災グッズの一つとして関心がもたれています。

 

個包装なので衛生的で、備蓄するのにあたって狭いスペースで収納可能。また、未開封で製造より8年間保存できることから、防災備蓄品としての需要も年々高まっているようです。

災害時には、断水で歯磨きや口腔ケアができなくなり、口腔内の細菌が原因で誤嚥性肺炎を発症し、死に至るケースも少なくない。オーラルケアの重要性が徐々に認識されるようになってきたことで、同商品が注目を集めている。

特に企業のリスクマネジメントの一つとも言えるBCP(事業継続計画)の策定、運用の必要性が問われるようになってからは、各官公庁、地方自治体、学校はもとより、数多くの民間企業や介護施設からのオファーが集中しているそう。

こうした状況を受け、政府関係機関や企業レベルと同様にもっと多くの一般の人、個人レベルにも災害時の口腔ケアの重要性を知って欲しいとの願いから、ギフトセットの発売に至った。

母の日や父の日に両親へ、大切な人への贈り物として、ちょっとした感謝の気持ちを伝える際に、新生活を迎える友人へ等、今まで災害時の口腔ケアについて考えたこともなかった人が、「ペーパー歯みがき」をもらったことがきっかけで、その必要性や重要性に気が付く。そんなさりげないきっかけ作りができればと考えているようだ。

(STRAIGHT PRESS 参考)