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健康 コラム

2025.06.01

【浅野先生5月コラム】天使の羽【肩甲骨】を呼び覚ませ!② ~深く息して心も体もリラックス~

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天使の羽【肩甲骨】を呼び覚ませ!② ~深く息して心も体もリラックス~
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前回、「肩甲骨」が、実は肋骨の上に
フワフワ浮いているのが正しい状態だとお伝えしました。
そしてその「肩甲骨を肋骨の上にフワッと浮かせる」イメージが、ガチガチの肩や巻き肩の救世主になることを実感していただけたでしょうか?

今回は、その肩甲骨と、私たちの「呼吸」が実は密接に関わっているという、ちょっと意外な秘密に迫りたいと思います。

疲れがとれない…それ、呼吸が浅いせいかも?

日々の業務に追われていると、気づかないうちに呼吸が浅くなっていることはありませんか?特に、集中して作業している時や、緊張している時などは、知らず知らずのうちに「ハァハァ」と胸だけで息をしたり、息を詰めてしまったり…。

実は、呼吸が浅いと、体は常に酸素不足の状態になってしまいます。
すると、脳も体も十分に休まることができず、疲れがとれにくくなったり、集中力が続かなくなったり、イライラしやすくなったり…といった悪循環に陥ってしまうんです。

そして、呼吸が浅い状態が続くと、胸周りや肩甲骨周りの筋肉が固まりやすくなります。これは、酸素を取り込もうと頑張るあまり、体が常に緊張状態になってしまうためです。結果として、ガチガチの肩こりや首こりにつながってしまうことも。

呼吸と肩甲骨の「深~い関係」

では、なぜ肩甲骨と呼吸が関係あるのでしょうか?

私たちの体には、呼吸をする際に働く「呼吸筋」と呼ばれる筋肉がたくさんあります。その中には、肩甲骨周辺に付着している筋肉も多く含まれているんです。

肩甲骨が正しい位置(肋骨の上にフワッと浮いている状態)にあると、これらの呼吸筋がスムーズに動き、肺が十分に膨らむスペースを確保できます。
つまり、肩甲骨が自由に動くことで、より深く、質の良い呼吸ができるようになるんです!

逆に、肩甲骨が背中に張り付いて動きが悪いと、呼吸筋の働きが制限され、浅い呼吸になりがちです。

「肩甲骨呼吸」で心も体もリラックス!

そこで提案したいのが、「肩甲骨呼吸」です。
特別な道具も場所も必要ありません。
気づいた時にいつでも、どこでもできる簡単な方法です。

  1. 「肩甲骨をフワッと浮かせる」イメージ:まず、前回のコラムを思い出して、肩甲骨を背中から少し離し、肋骨の上にフワッと浮かせるような感覚を意識します。
  2. ゆっくり息を吸い込む:肩甲骨が少し外側に開くのを意識しながら、鼻からゆっくりと息を吸い込みます。この時、肺の下の方まで空気が入っていくように、お腹が膨らむのを意識できるとさらに良いです。
  3. ゆっくり息を吐き出す:口からゆっくりと息を吐き出します。肩甲骨が背中の中心に少し寄っていくような感覚を意識してみましょう。体の中の悪いものが全部出ていくようなイメージで、ゆっくりと、長く吐き切ります。

これを数回繰り返すだけで、体がポカポカ温かくなったり、頭がスッキリしたり、心が落ち着くのを感じられるはずです。

「知っている」から「できている」へ!呼吸の質で毎日が変わる

肩甲骨を意識した深い呼吸は、肩こりや首こりの改善だけでなく、ストレス軽減、集中力アップ、そして何よりも「心地よさ」を感じさせてくれます。

慌ただしい日々に、ほんの少し立ち止まって「肩甲骨呼吸」を意識する時間を作ってみませんか?

あなたの呼吸の質が変わるだけで、心も体も劇的に変化します。
ぜひ試してみてくださいね!

詳しいやり方をもっと知りたい!というあなた^^
月曜ストレッチで、お待ちしております!

LAストレッチ講師 浅野まりこ