学習療法(公文)

2022.07.16

【公文】認知症にズバ抜けて効く学習療法

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学習療法とは

認知症を患った方の脳機能維持や改善、または認知症を予防するためのくもん独自の非薬物療法です。
3つのメニューで前頭前野を活性化させます。
①計算:スラスラ解ける簡単な計算
②音読:文章を声に出して読む
③コミュニケーション:教材の内容から昔を懐かしむ、互いを褒め合い尊重する
目、口、手指を同時に使い脳を活性化させることは、化学的にも証明されています。
ご利用者それぞれに最適な教材を使うため、高い活性度合いが得られます。

認知症の症状のほとんどは、大脳にある「前頭前野」の機能に関係がある

前頭前野の働き
コミュニケーション、感情、身辺の自立などは、すべて大脳にある「前頭前野」という領域がコントロールしています。まさに人間を人間たらしめている高次の機能です。つまり、前頭前野は「人間の心」そのものといえるでしょう。老人性認知症の原因は様々ですが、社会で問題となるその症状のほとんどは、前頭前野の機能に関係するものなのです。

前頭前野の働き(役割)

  1. 思考する
  2. 行動を抑制する
  3. コミュニケーション(対話)する
  4. 意思を決定する
  5. 情動(感情)を制御する
  6. 記憶をコントロールする
  7. 意識・注意を集中する

 

簡単な読み・書き・計算の威力

学習療法は、読み書きと計算が前頭前野を活性化するという事実にもとづいています。 学習課題はスラスラできるものの方が前頭前野を活性化させます。

コミュニケーションと褒める力

音読と計算を中心とする教材を用いた学習で、学習者と支援者がコミュニケーションをとりながら行うことにより、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図ります。
「できた」という達成感がまた前頭前野機能を活性させますので、「達成感」や「褒められる」ことがその人の認知機能を最大限にする魔法の力なのです。

公文の学習療法 一人ひとりが楽しく学習できる教材です

たくさんの教材の中から、どなたにもスラスラと楽しく学習できるレベルの教材で、 高齢者が読みやすい大きな活字とわかりやすいイラストを用い、「読み書き教材」では高齢者に喜ばれる題材を選んでいます。 短時間で集中して継続学習することで、脳の働きを好循環させ、認知症の進行を予防・改善していきます。

 

スタッフの声

学習療法を始めたばかりですが、うつむいてばかりいた利用者様が自分からあいさつをしてくださるようになりビックリしています。

学習療法実践士

学習療法実践士とは学習療法を導入している施設で、学習療法を実施するために必要な資格です。 「実践士養成研修」を受講し、3カ月以上の実践経験を経て、必要な要件を満たすことで取得できる資格です。
弊社株式会社アイリンク・ケアには学習療法マスターと学習療法実践士が合わせて15名以上います。

学習療法はどこで受けられる?

西尾市内で受けられるのは唯一「いこいの里」のみです。
リハビリセンターcocokara
デイサービスいこいの里「流館」
で行っています。