【ノスタルジア】BCAK to "昭和" vol.1
昔ながらのナポリタン
ナポリタンは、多くの人にとって子供の頃の思い出が詰まった料理。
どんなに時が経っても色あせることがありません。懐かしさと温かさが口に広がるたび、ふと心の奥底に眠っていた家族との思い出が蘇り、その瞬間、私たちはかけがえのない時間を再び感じる、そんな懐かしさを代表する料理のような気がします。
数年前に開催した『昭和物語』イベントにて、厨房スタッフが昔ながらのナポリタンを提供するために、何度も何度も練習を重ねて、「幻の一品」を作りました。ものすごく好評でしたのでレシピ紹介しちゃいます!
▶幻の一品のレシピ紹介
ポイントはウスターソースとバターでコクを出す。です!
【材料(2人分)】
- スパゲッティ 200g ※推奨は1.9mmか2.2mm 少し太めの麺がお勧めです
- ウィンナー 4本
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 2個
- マッシュルーム(水煮缶・スライス) 30g
- オリーブオイル 大さじ1と1/2
<ソースA>
- トマトケチャップ 大さじ5
- ウスターソース 大さじ1/2
- バター 大さじ1
- 塩・こしょう 各少々
【作り方】
- 具材を切る(ウインナー、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム)
- スパゲッティをゆでる
- ウィンナー・玉ねぎを炒める
- ピーマン・マッシュルームを加えて炒める
Point:ピーマンとマッシュルームはすぐに火が通るので、さっと炒めるだけでいい。 - 調味料を加える
具材をフライパンの脇に寄せ、空いたスペースに<ソースA>を加え、混ぜながら加熱する。 - 調味料がぐつぐつと煮詰まってきたら具材と混ぜ合わせる。
- ゆで上がったスパゲッティを加え、全体を混ぜる。
-
バターを加え、溶かしながら全体を混ぜたら塩・こしょうで味をととのえる。
Point:仕上げにバターを加えることで、味わいがマイルドになり、コクも加わる。 - 器に盛り、お好みで粉チーズやホットペッパーソースをかければナポリタンの完成!
是非お試しあれ!
回想力 ~未来を想像するのと同等の力~
昔を思い出すことで得られる効果ってすごいんですよ。
「過去を回想しているときに働く脳の領域が、未来を想像するときに働く脳の領域と一致する」と言われています。
脳は“新しいことを知りたい、学びたい”という知的好奇心をかきたてるものが大好きだというが、昔のことを思い出すことも脳のさまざまな領域を使うため、同等の刺激になるといいます。(ドーパミンを放出させ快感を引き起こすと考えられています。)
認知症治療の臨床現場で用いられる「回想法」という心理療法があります。昔の写真や若い頃に聴いた音楽などをもとに過去を回想し、心理的な安定や脳の活性化を図る治療法です。1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラーが提唱し、現在では認知症だけでなく、うつ病の治療や終末期医療でも活用されています。
治療までいかなくても、回想の力を日常生活に楽しく取り入れることができると、薬いらずの健康な生活を送れるかもしれません。
少し歩みを止めて、昔を懐かしむ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。